熊倉浩子 HIROKO KUMAKURA

<PILATES>

痛みなどのお悩みがあるときはもちろんですが、「時間がない」「忙しい」が口癖になっていたら、逆に思い切ってレッスンの予約を入れてみてください。体が整うことで自分自身に“余白”が生まれ、帰り道に心がストンと落ち着くのを感じていただけるとうれしいです。


◆ピラティスを始めたきっかけ
まだピラティスが日本に入って来る前のこと。膝の靭帯と半月板を切り、米国のダンス関係者のネット掲示板でお悩み相談をしたところ、「Pilatesをしてみたら?」という返事がきたのが最初の出会いでした。しかし、その後も体をだましだまし使っていたら、さらに変形性股関節症や梨状筋症候群を発症。整体や鍼灸、ペインクリニックほか、あらゆる治療を試しても結果がでず、そこで改めてピラティスに挑戦しました。結局のところ、本来あるべき骨と筋肉の位置に戻して、正しい使い方をすることが最良なのだということがわかり、開眼。故障だらけの自分の体を“生けるサンプル”にして勉強しています。

◆保有資格

  • オーストラリア国家資格 Diploma of Professional Pilates Instruction
  • BDC PILATES マット指導者資格
  • BESJ ダンサーズムーブメントプログラム指導者資格

◆ピラティスのここが好き
最初はちんぷんかんぷんだった体のつながりが、ある日突然「こ、これか!」とわかるようになること。「体っておもしろい」を実感できます。

◆食生活で気をつけていること
糖質制限はしない派です。北国生まれなので本当は濃い味つけが好きなのですが、そろそろまずいと思い始め、塩分控え目でもおいしい出汁やスパイスを物色中。

◆健康に関して、意識していること。実践していること
私も「忙しい」を言い訳にしないように、自分に必要なレッスンは「エイヤ!」と先に予約を入れてしまいます。「大丈夫か、私⁈」と思いますが、案外時間はつくれるものです。また、体を動かすことに関しては、年齢は言い訳にしないものの、「昔はできたのに」とも言わないようにしています。昔の自分が基準ではなく、今できることを一つずつ増やせばよいのだ、と思っています。

◆「調子が良い」「健康である」とは
スッとぶれずに立てたとき。股関節が正しい位置にはまっていて曲げても痛くないとき。超基本ですが、それすらできない時期がありました。できることに感謝!