ピラティス(のやればやるほど)あるある・くびれ編。

ピラティスあるある・くびれ編

クラシカルピラティスインストラクターのJunです。

ピラティスをかなり頑張ってやっている方や、むしろインストラクターに多い?あるある、かもしれないこの「くびれなくなる」問題。

私も実際に体験したこの「あるある」は、今までの人生で一番ピラティスをしていた35歳の時、ニューヨークでピラティス修行をしていた頃でした。指導者になる=養成コースに参加する、という今のパターンからするとちょっと意外かもしれませんが、私を指導者に育ててくれたスタジオは、日本の武道の世界のような感じでした。

まずは入門試験に合格して受け入れてもらうと、”弟子”としてスタジオに出入りする事が許されます。朝からスタジオに行って掃除や電話番をしながら、その日に予約が入っているセッションを見学し、どうクライアントに指導しているかを学びます。また、弟子同士、空いた時間に教え合ったりして学んだ事を身体に落とし込んでいく作業を見学時間と合わせて最低600時間過ごさなければ、指導者になるための試験を受ける事さえできませんでした。ピラティス漬けの毎日は夢のような日々であり、指導者になるための道の終盤ともなると、アドバンスのエクササイズを毎日のように繰り返すので、本当に強くはなりました。

でもある日、だんだん寸胴になっている自分の身体に気づき

「このまま同じように身体を使っていたら、ますます寸胴になってしまうのか?」「ピラティスもやりすぎは禁物か??」

・・・と、くびれがなくなる!ことによって、良い課題をもらいました。

(今現在、アラフィ世代の私の身体には以前より脂肪はついているものの(笑)クビレは復活しました!)

さて、ずん胴にならないカギ、それは「呼吸と肋骨」

ピラティスはよく胸式呼吸だと言われますし、私もかつてはそう指導したこともありました。でも今はあえてそこを強調して呼吸を指導することはしません。呼吸はムーブメントを促してくれる大切な役割があり、無視する事はできませんが、動きと切り離して、こうやって呼吸します~と教える事に今は疑問を覚えるからです。

ちなみに、弟子入りしたスタジオでピラティスの呼吸は胸式だと言われた事は一度もなく、”呼吸のためのエクササイズ”においては、どこで息を吸って吐くかを厳密に指導されましたが、それ以外は臨機応変に対応することができました。ただ、鼻呼吸が基本です。

(呼吸については、色々と思うことがありますが、またいつか。。。)

肋骨から腸骨についている沢山の筋肉や組織が固くなっている場合は、それを解きほぐしてあげる必要もあります。

そもそもクビレがある、なしの問題以上に、身体のどの部位でも動きがより固定された状態になっていたり、また、ロックされた(動きに制限がかかっているような)部位があるなら、それは解除して、動けるようにした方がいいです。
解除といっても、大袈裟なことではなく、ただ単にそこが動くことを忘れてしまっているだけという場合も多いように思います。

毎日のワークアウトには、アドバンスのエクササイズや、スーパーアドバンスのエクササイは、選んでいくつかだけをやるくらいでいいと私は思います。ピラティス界では強くて有名なインストラクターも、毎日のワークアウトはベーシックでも十分と言っていました。

「ベーシックとなるエクササイズでも、自分の身体を十分にトレーニングできることを分かってほしいわ。ちゃんとベーシックを日々行っていれば、アドバンスのエクササイズだって可能になるんだから。私はスーパーアドバンスのエクササイズを毎日やっているから強いんじゃないわ。」

と言っていたことが忘れられません。
私も同感です。

ベーシックと言っても、ベーシックと名のついた7つのマットエクササイズだけを毎日やっていれば、、、と受け止められては少し違いますが、それでもいわゆる基本中の基本といえる7つのマット・エクササイズには、全ての土台が入っていると本当に思います。

ピラティスをやればやるほどくびれがなくなっているのでは?と、心当たりがある方、吸った時の肋骨を広げた状態のままではないですか?一度しっかり吐き切って開いた肋骨が閉まって下に(足の側に)下がるような動きを確認してみてください。

いわゆる胸式呼吸で肋骨を広げて胸を張った姿勢を保持していて、日常生活もそのままだったら、呼吸の質まで下がってしまう可能性があります。

身体のどの部分も、固定しないように。しなやかに反応し、また軸に戻ることを繰り返すような身体でいましょう!